金山沢

　2006.5.5　白馬岳周辺山巡りの３日目（蓮華温泉～白馬大池～金山沢～猿倉） （北アルプス）

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今日はとうとうＧＷ山行の最終日なのです。
引き続き今日も晴天との天気予報に、
朝日に染まる山々を眺めようと、
今朝も早起きして外へ出てみましたが、
空は何だか花曇りの様子で、
山々はそんなにも色付かず、
ちょっと残念。

　朝の風景(1470mh 5:23)

とりあえず、記念にパチリ。

ところで、右側の山は五輪山と呼ばれている山でして、
ここからは、なかなか快適そうに見えるのですが、
スキーで訪れたという話は、あまり聞いたことがありません。
何でだろ？気になりますね。
また今度行ってみることにしましょう。

さて、今朝は宿の朝食をゆっくりと頂きまして、
朝から満腹。あぁ幸せ。
このまま温泉に入って、
しばらくゴロゴロしたい気分なのですが、
今日は何が何でも午前中に猿倉まで戻らないといけません。
そんなわけで、残念ながら朝風呂は省略して、
ご飯を食べたら、さっそく出発しましょう。
２日間お世話になった温泉宿ともお別れですね。
どうもありがとうございました。
また来るね。

先ずは小屋の西側にある大きな谷を登ります。

　右側の尾根を登る(1480mh 6:05)

そのまま谷を詰めると急傾斜の様子ですので、
早めに右側の尾根へと上がるのが良さそうです。
やや急斜面の樹林の尾根を、
トボトボと進みます。

雪面には数多くのシュプールが刻まれていまして、
なかなかの人気ルートの様子です。
登るにつれて斜度がどんどんと増しますが、
全てシールで可能な範囲です。
途中、振り返りますと、、、

　温泉宿を振り返る(1780mh 7:01)

眼下には楽しかった温泉宿と、
露天風呂のある地獄が見えますね。
またいつの日にか、この尾根を滑るときには、
いきなり露天風呂を目指して滑り下りることにしましょう。

稜線の右側には雪倉岳が立派なのです。

　雪倉岳の様子(2000mh 7:43)

ここからは先日滑ったルートがよく見えます。
この周辺、本当に山スキーパラダイスなのです。

さて、2308mhピークのやや手前から、
右側にトラバース気味に進みます。
標高を上げるに従い、斜度もだんだんと緩やかになり、
そろそろ池が近いようです。
さ、池に到着ですぞ。
やったー、バンザイ！(8:55)

池の辺にあると言われる大池山荘の様子はどんな感じかなと、
少し覗いてみますと。。。

　大池山荘の煙突(2380mh 8:58)

なんとなんと、小屋はすっかり雪に埋まって、
今は棟が少しと煙突の先だけが雪の上に出ています。
まるで雪に沈んだ潜水艦みたいですね。
ここもやはり今年は雪が多そうなのです。

今日は風が強いので岩陰で休憩して、
おやつを食べたら、そろそろ先に進みましょう。
周辺には栂池スキー場から来られたと思われる、
登山者がパラパラとおられまして、
なかなか賑やかな様子なのです。
さすがにＧＷですね。

白馬大池から稜線を小蓮華岳方面へと進みます。
特に難所もなく、周辺の風景を楽しみながら、
ボチボチ行きましょう。

途中、振り返りますと、、、

　白馬大池を見下ろす(2470mh 9:56)

白馬大池が真っ白けなのです。

さて、稜線左側にはそろそろと大雪渓が見えてきまして、
何となく帰ってきた気分がします。
金山沢へは、小蓮華岳の手前の稜線上、
船越ノ頭と呼ばれる、標高2590m付近から滑ることとして、
小さな鞍部で休憩なのです。

　鞍部で休憩(2590mh 10:11)

ゆうすけさんは、昨日の湯治の効果でしょうか、
今日は普段通りの元気満々なのです。
よかったね。ホッ。

ではここで準備して、
さっそく金山沢に滑り込んでみましょう。
滑り出しはなかなかの急斜面ですが、
コケないように注意して、
それー！

雪面はちょっと緩みすぎで、
しかもシュプールだらけのデコボコ状態。
僕にとっては、なかなか快適とは行きませんが、
それでも、ゆうすけさんの方は、
とっても気持ちよさそうにスイスイと滑られています。
さすがだなぁ。

　華麗な滑り(2200mh 10:40)

途中、何度も写真を撮りながら、
どんどんと滑ります。

大雪渓の少し手前で、大きなデブリが谷を覆っていましたが、
通過にはそれほど支障はありませんでした。
とうとう大雪渓が見えてきましたね。
ここでようやく一周コースの完成なのです。

　大雪渓を見上げる(1390mh 11:15)

大雪渓をうまく横切り、
スキーのままカニ歩きで林道に上がれば、
あとは林道沿いにスイスイ滑ります。

ツボ足のツボだらけでデコボコになったブナの森を通り抜けると、
眼下に猿倉の建物が見えてきました。
ようやくゴールなのです。
お疲れ様でしたー。(11:37)

今回は３日間を山で過ごしたわけですが、
連日すばらしい晴天に恵まれ、
山の神様に感謝、感謝なのです。
おかげさまで、とっても充実した時間を過ごすことができました。
ゆうすけさん、ホントの本気でありがとうございました。
また次回もよろしくね。

さ、では大急ぎでお風呂に入って、
お楽しみの『白馬飯店』へ。
エビチャーハン目指して、レッツゴー！！

（おしまい）

コースタイム
蓮華温泉1470mh(6:01)→白馬大池2380mh(8:55)→
小蓮華山東稜線上2590mh(10:10～10:25)→金山沢出合1400mh(11:15)→
猿倉1230mh(11:37)

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